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石探しとオールディーズと旅の話

ヨーロッパ旅行(5)

ヨーロッパを旅していて出会った人から「あそこへ行ったほうがいいよ」と教えられて得た情報を基に行き先を決めていた。
そんななかで「モロッコのマラケシは行ったほうがいい」と言う人が多かったので行くことにした。
アフリカは伝染病の予防接種を受けていないと入れない国が多かったがモロッコは必要なかったしユーレイルパスから外れるが一応アフリカなので行ってみたいと思った。
スペインの南端アルヘシラスから地中海の対岸スペイン領セウタまで船で向かったのだがその船中で女性を含む5人の若者のグループと知り合った。
知り合ったと言っても言葉が通じていた訳ではないがセウタに着くとそのままそのグループに付いて港近くの小屋のような建物に入った。
途中もう1名自分と同じような旅行者の若い男が加わっていた。
建物の中には低い長椅子のような腰掛けが円座に座れるように置いてありそこに座った。
一人がレコードをかけてロック調の曲を流し開放的な雰囲気になってきた。
円座の中央には大きい水指し様なものが置いてある。
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その水指し様なものは本体は陶器で上部付近に竹筒が付けられておりその反対側には空気穴があった。
すると1人の者が座っていた下から枯れ草のようなものを引っ張り出しまな板の上に乗せると大型のナイフでそれを素早く叩いて刻みならしてはまた叩くを繰り返して細かくした。
そしてその細かくしたものを水指し用のものの上の部分に詰めるとそれにマッチで火を付けると竹筒を思いっきり吸った。
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そうして枯れ草に火が付いたので煙を吸い込んだようだがその人はなかなか息を吐かず我慢をしているように見える。
やっと煙を吐くとその吸口を隣の人に回した。
回された人も同じように吸って我慢して吐いてまた次の人に回すというルールらしい。
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